東京都世田谷区上野毛で開業している行政書士ＩＳＯＭＵＲＡ法務事務所の磯村です。

建設業の一人親方になった皆さんが、まずしなければいけない手続きとすると得する手続きについてまとめましたので参考にしてください。  

確定申告編

  個人事業主として事業をはじめると、毎年税務署に確定申告をすることになります。 今回はこの確定申告について話を進めてまいります。  

１　確定申告とは

  確定申告とは、事業などで得た一年間の収入から、事業のために使った経費などの一年間の支出を引いて残った額、つまり、一年間の利益(所得)をもとに所得税額を確定し、税務署に申告することをいいます。    

２　確定申告をすることにより所得税額などが確定

①所得税額

厳密には、一年間の利益(所得)から、対象となる所得控除額(特別な経費みたいなもの)を引いて残った額、いわゆる課税所得を基礎として所得税の納付額が確定します。 計算式にすると下のようになります。 事業収入－事業支出－所得控除額(人によって様々)＝課税所得 そして、課税所得額に税率を乗じて導き出された額が所得税となります。  

②課税所得が増えるほど税率は上がっていく

課税所得が上がるごとに、納税額を導き出す税率が上がっていく累進課税方式が採用されています。  

③その他への影響

確定申告で申告した課税所得を基準として、都道府県民税、地方住民税、健康保険額が計算されます。  

３　確定申告期間

４　確定申告書の入手方法

①　管轄税務署で入手

②　国税庁のホームページで入手

５　確定申告書の提出先

管轄税務署に提出します。  

６　確定申告の未申告は・・・

７　確定申告は信用の第一歩

一人親方になってから、家を借りたり、銀行から融資を受けたり、各種補助金制度を利用したいというとき、必ずといっていいほど開業届と確定申告の提出を求められます。 確定申告は信用の第一歩なのです。  

８　まとめ

  確定申告は必ずしてください。   弊所では、一人親方の方、建設業者の方に、開業時の資金調達や、補助金を活用したホームページの作成、建設会社の設立、建設業許可の申請など、様々なサービスを提供しています。 初回相談は無料で行っています。エリアによっては、事務所や現場までの出張相談も承りますのでお気軽にご相談ください。